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あきた芸術村の庭だより「思慮の時、心眼」

角館武家屋敷!薬研(やげん)医術道具。薬草を見分ける。すり潰す。根気。乾燥させる。生薬。煎じる。消えてしまった言葉。智慧。スピードの反対を走る丁寧な命の絆時間。”取り戻す力”

狐のかみそり。彼岸花科。春に葉のみ現れる。形がカミソリを思わせた。秋花だけ魅せる。その美しさは妖艶。まるで狐に化かされたかのよう。想像力と考える時間。

わらび座(里山プロジェクト)。決して派手ではないが、深く、重く、命と暮らし、東北秋田だから出来る事がある。幾つもの災害を乗り越えて来た日本列島に生きる人類。生態系、川、海、山。人間はその一部。

気候温暖化、どこか遠い話だと思っていた事が身近に起きる。ゆぽぽ日本庭園。真夏の高温に干上がる木々。夏の雨が無ければ咲けない花もある。庭師の智慧。取った草を敷き詰める。緑肥であり、水となる命。

久しぶりに一か月分もの雨、雷。サルスベリが雨にズッシリ垂れる。90歳の北斎。辞世の歌。(言霊になって夏の原っぱを旅しようか!)何にも囚われず自由に!大切な人と。”愛”。