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芸術村の庭便り「啓蟄、祈り!」

角館武家屋敷!今年は御雛飾りが無い。消えた冬祭り。それでも暮らしの中に在る”祈り”。雛壇に唯一庶民(泣き、怒り、笑い)宮廷の雑務を司った役職。げんない!わらび座公演の御縁。

ぽかぽか暖かい日和。もう直ぐ(啓蟄)地下に眠った命も目覚める。樹木が起きて皆を促す。積もった雪の隙間には、水仙の芽!3月10日辺りの最後のドカ雪を経て一気に春へ。

ジパング青春記がDVDになった。もう一度聞きたい歌!セリフ!大切な物をぎっしり詰めた作品。三代に渡る主人公リウタの亡き姉(さや)を演じた三人が語る。誰にとっても大切な物語。

眩しい福寿草!悲しみから立ち上がる10年。”泣くのはもう終わり、幸せになって!”さやの声が聞こえる。悲しいばかりではなかった。助けてくれた人、励ましてくれた人、どこにも優しい人間。

初春。桜剪定。長年かけて病に打ち勝つ樹木へ。”60年の寿命”と言われた桜の肌が若返る。”水の樹木”桜!苔を纏い(まとい)野鳥を育み、時には他の樹木の土になる。100年をバトンする。