あきた芸術村の庭だより「温故知新」

クラウド呼びかけ、大切な友人たちの安否確認にもなった。数年ぶりに御手紙が届く。庭木を見ながら”人間”を想う。同封された(宮沢賢治)セロ弾きのゴーシュ。フランス菊の花束を庭から贈る。
空から降るようなアジサイ!手毬灌木(てまりかんぼく)オオデマリと似ているが違いは(葉)の形。植物の命名は花よりも葉が重要だったりする。緑色から真っ白へ、そして一枚ずつ花が散る。
こちらが灌木。木の葉の形(みきちゃん、斎藤隆介さんって分かるか?)課長が聴く。母が読み聞かせてくれた自身の心の柱(花咲き山、モチモチの木、三コ、八郎)絵本だけど涙が込み上げる東北民話。
芝刈も草刈りも刈込剪定も草取りも同時スタート!花に庭師が気付かない季節。嘗て斎藤隆介さんは、わらび座に在籍し演出部門に。江戸っ子の斎藤氏は”八郎の秋田弁”をわらび座で。百合の木開花!
角館武家屋敷!故12代目の優しい声を思い出す。欅の一枚板、樹には年輪が在る。透かし彫りに亀を配置し波紋に生かす。想像する時間!機械には無い、物創りが心象を育てる時間。御金に計れない時。