「3次元デジタル舞踊符」の開発



(4)しくみ−舞踊コンポーザと舞踊コンバータ

音楽では5線紙に作曲しますが、ここでは専用のソフト(図1)を使って、人間の4部位、頭、胴、腕、足に相当する4段のスコアパネルに舞踊符を並べ作舞します。このソフトは、舞踊符を様々に組み合わせて舞踊譜を作成する「舞踊コンポーザ」、舞踊譜を基に新たな舞踊(動き)の3次元モーションデータを作成する「舞踊コンバータ」の、二つの機能を持っています。 3次元モーションデータはSOFTIMAGE®|3D上に読み込むことができます。



図1 舞踊コンポーザの画面

図2 3次元モーションデータ



(5)作舞した例−みかぐらとそうらん節

図1は、舞踊コンポーザにて舞踊符を並べた画面です。ここでは、頭と足に「みかぐら」の「スピン」という動作の舞踊符「MK-S1」を、腕と胴に「そうらん節」の「手打ち」という動作の舞踊符「SR-HS」2つ、を組み合わせた舞踊譜を例に作舞しています。
図2は、図1の舞踊譜から舞踊コンポーザで作成した3次元モーションデータを、視覚化するために人形に当てはめ、正面からの視点で1秒あたり3コマの表示をしたものです。

■ Data:
アニメーションGIF(78KB)
■ Data:VRML(92KB)


(6)これから−動きの素材集と記述法

このように舞踊符と舞踊譜は、踊りを学んだり、解析したり、保存することに役立つだけでなく、新しい舞踊の創作ツールとして、また、デジタルアート創造の素材として大きな可能性を持っています。 今後、収録する舞踊数を増やすことによって、舞踊という無形の文化財を保存するとともに、日本の伝統が息づく豊かな表現を生み出すこととなるでしょう。また、バレーやダンス、柔道や体操等のスポーツの動きや、日常の様々な動きの「符」を作り、さらに体系化することで、バリアフリー対応の動作シミュレーション等といった人の動きをベースとしたあらゆるアプリーケション開発のための概念となる可能性を持つと考えています。





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