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| ●ダークラガーの特徴 |
| きめこまかなふっくらとした泡、飲み口の良さ、コーヒーの香りに似たフレーバー感、舌の奥に感じる嫌な苦さがまったく無く、さわやかな甘ささえ感じる後味の良さは、ローストした麦芽の個性とラガー(下面醗酵)の特徴の素晴らしさを十分に堪能できるビールとして、これまで、黒ビールが苦手だと思っていた人たちにも受け入れられているのが、このダークラガーです。 その秘密は、ダークモルトと呼ばれるローストした麦芽と、苦味を決めるためのホップに、最高級として名高い、チェコ産のザーツ・ザーツというファイン・アロマホップを使用していること。 特にこのホップは、香りが良いのはもちろん、ビールに一番大切な苦味がスッキリとしていて、その上、後味が良く仕上がるものとして有名で、実はこのホップそのものの価格が高いのに加え、従来のホップの使用量の倍の量を使わないと、十分な風味を出せないものなのですが、あえてこれをふんだんに使い、本物の黒ビールを追求しています。 ともすれば「焦げ臭い」という黒ビールの感覚を「香ばしい」に変え、「こくがある」「キレがある」と言う事を表現するために最大限の努力をした最高峰の黒ビールであると自負する自信作です。 あえて、黒ビールが苦手な人に味わっていただきたいビールです。 |
ダークラガーの豆知識 |
ダークラガーという名前が示す通り、このビールは全世界を席捲しているピルスナーと同じ下面醗酵ビールです。 と言っても、下面醗酵ビールとしては、こちらの方が全然古く、言ってみればピルスナーの親父さんという位置にあるビールなのです。 ダークラガーの元祖は、19世紀の中央ヨーロッパ、バヴァリア地方で造られていたバヴァリアビールで、当時、この地域でしか下面醗酵ビールは造られておらず、この時代の普通のビールとは、上面醗酵のビールのことを指していました。 下面醗酵ビールは、低温で処理しなければならなかったため、冷たい洞穴で貯蔵しなければならず、そこから、下面醗酵ビールのことをラガー(倉庫・寝床)ビールと呼ぶ事になるわけですが、そうする事で、空気に触れても酸っぱくならない、それまでと違うビールが出来上がったようです。 さて、このダークラガーの特徴は、ダークモルトと呼ばれるローストした麦芽を原料にしていることで、あの真っ黒な色は、実は原料の色がそのまま付いてしまっているのです。 このビールは、ピルスナーが世界を席捲したにもかかわらず、同じ下面醗酵であったことと、その風味の良さ、独特のフレーバー感が人気で、消滅する危険はほとんどありませんでした。 日本では、同じ下面醗酵のバリエーションの一つとして、黄金色のピルスナーの後に入ってきて、自称、ビール通と言う人たちに珍重された感があり、大変な人気を呼びましたが、それが、このダークラガーであったかはさだかではありません。 と言うのも、日本人はその色だけで「黒ビール」と判断していたようであり、たとえば、前に紹介した赤褐色のアルトのことも黒ビールと判断してしまったようです。 ですから、黒ビールが苦手な人が一番先に味わったビールは、もしかしたらこのダークラガーではなかったかもしれません。 実際に様々な国で黒い色のビールは造られており、苦味が強いと言う事で黒砂糖を混ぜて作られているものもあるようです。 しかし、田沢湖ビールのダークラガーは、本場ドイツの本物の黒ビールであり、その中でも、特に苦味を強くしたスタイルの”シュヴァルツビール”を意識して、若干ビターを利かせて、キレの良い独自の旨さを追求しています。 まさに「本場ドイツの伝統を継承した老男爵」と呼ぶにふさわしいダークラガーであると自負しております。 |
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